「実力テスト対策」より「期末対策」

百点満点の解答用紙のイラスト

実力テスト対策が必要ないというわけではありません。ただ、範囲が広すぎる実力試験対策を、4日前とか2日前から始めるのは、運試しに近いです。ただ、実力試験の後に「あ~!あの問題知ってたのにど忘れしてた!」というのは物凄く悔しいです。ですから、「ど忘れしてた!」と悔しくなるような、以前はしっかり覚えていた部分はザっと見なおしておきましょう。例えば地理の赤道の位置とか、日本が北緯35度東経135度であって、それが明石市であることとか、親潮・黒潮・日本海流・オホーツク海流のどれが太平洋海流で対馬海流で暖流・寒流なのかとか、地軸の傾きが23.4度(66.6度)であることとか。国語なら文節の区切り方や、自立語と付属語の違いとか、動詞の活用(未然・連用・終止・連体…)とか、古文の切地とか、数学なら面積や体積の公式(特に円と球)などなど……。

こんな感じで社会と理科、国語や数学などの振り返りをしてから、期末試験対策をしっかり進めましょう。なにしろ、期末試験日までにワークやプリントの提出期限もあるはずです。提出物をきれいに書いて出せば評定が上がる可能性があります。

試験対策の勉強を進める上で大切なことは「焦らず、確実に試験結果に影響ある勉強から取り組むこと」です。

1)提出課題があるなら、提出期限までに提出物(ワークやプリント)をきれいな字で書いて出す。

2)知らないとできない問題(社会と理科と、国語の文法・古文・漢文、数学の面積・体積の公式と箱ひげ図など)を、簡単に復習しておくこと。前にあった試験で、好成績だった部分は絶対に見ること。悪い成績で、今でもよく分かっていない部分を今から見てもムダなので無視しましょう。

3)上の1と2が終わったら、来週の期末試験対策を進めましょう。運が良ければ実力テストにも関係した問題がでるかもしれません。特に、英語と数学は積み重ねです。期末の範囲のワークと英単語の暗記が終わったら、中1文法や中1の関数・図形から復習しておきましょう。

4)夜10時~2時に成長ホルモンが出ていること。寝ている間に記憶が定着すること。目が覚めて2時間後から脳は活性化すること。最近の研究で、1日7時間睡眠が良いと言われていること。つまり、試験開始の2時間前までに起きて、7時間睡眠が良きです。朝7時までには起きること。そして夜は12時までに寝ること。できれば11時半までに寝て朝6時半に起きて、起きた直後の30分で昨日やった暗記の復習をすると良いと思います。寝る前にそのための暗記もしておきましょう。

気合と根性でガンガン勉強するのも良いですが、科学的に立証されている通りに勉強することで覚えやすく、忘れにくく勉強できると言われている方法でやったほうが、努力はむくわれます。科学的に勉強しましょう⚡