テレビのニュース

最近、生徒たちと話していて思うのは「地上波のテレビを見ていない」ということ。スマホ、YouTube、ネットフリックス、Amazonプライムといった、インターネット経由で見る動画ですね、ほぼ。男子はそれにゲームが追加される感じ。
お茶の間とかリビングでの過ごし方が変化するのは時代なので結構なのですが、問題は、家でニュースを見ないから、書き言葉(漢語、フォーマルな言葉)に触れていない生徒の国語力です。
中学2年生までは、教科書が分かっていれば何の問題もありませんが、中学3年生になると、ニュースで聞く言葉を耳に入れたことがないと当然意味も分からないし、使えません。そうすると、推薦入試の面接でも話し言葉での会話となりますし、作文で使う言葉も書き言葉が書けないので大人っぽい感じで分が作れない。
漢字をしっかり勉強していれば、読み方が分からなくても漢字を眺めていれば何となく意味が分かるとは思います。でも、漢字がそこまで得意じゃない場合、説明文・論説文を正確に理解するのが厳しくなります。
毎朝NHKのニュースを垂れ流しておくだけでも「なんか聞いたことある言葉」程度に慣れます。そしてできれば、その時々に話題になっているニュースについて話したりすることで、書き言葉(漢語)が分かるようになりますし、論説文や作文の題材にもなります。NHKでなくてもテレQの経済ニュースでもいいので是非、正しい日本語を使っているニュース番組に日々の習慣として触れることをおススメしたいです。