小1プロブレム、小4ビハインド、中1ギャップ、高1クライシス
「小1プロブレム」「小4ビハインド」「中1ギャップ」「高1クライシス」という言い方があるそうです。
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「小1プロブレム」「中1ギャップ」「高1クライシス」は、学校が変わると色々変わるから大変だよ。ってことですね。そもそも、教員免許を取るときのコースが特に「小学校」と「中学校」は違うので、先生方の働き方も雰囲気もだいぶ異なります。中学と高校は似てますが、義務教育とそうではなく自ら進んで学ぶ学校という本来の在り方が異なるので違って当然といえば当然です。個人的には、実力で選んで進んだ学校という意味では同じはずなのに、雰囲気も学び方も何もかもが180度変わって驚いてクライシスだったのは大学でしたが…。
「小4ビハインド」だけは学習内容が変わることに対する警笛ですね。算数について言及されている方が多いようですが、覚える漢字も増えますし、社会では都道府県を覚えたり、理科も生物・化学・物理・地学の入り口に取り合えず立ってみました!みたいな内容となるので、学習に深さと広さが出てきます。普段の生活ではあまり触れていない世界の事象についてみんなで学習して、「自分の中でもよく考えて、理解してから、覚えること」が増えます。
面白いことに「小1プロブレム、小4ビハインド、中1ギャップ、高1クライシス」という検索ワードでググると、予備校、All About、不登校関連サイト、教材や塾などの教育ビジネス関連、教育委員会、自治体の取り組み、個人ブログ、などが検索上位に現れます。なかなか論文や何らかの心理学の理論に基づいた文献などがなかなかヒットしません。
そこでCiNiiという論文検索サイトやGoogle ScholarというGoogleの論文検索を使ってみるのですが、いまいちパッとしません。そこで「小1プロブレム 参考文献」などと「小1プロブレム、小4ビハインド、中1ギャップ、高1クライシス」を小分けにした上で「参考文献」と一緒にググると、さすがに論文が検索上位に現れてきます。その論文の下のほうに書いてある参考文献を見て、面白そうな論文がないか見てみます。……個人的には、面白そうなものが、ない。……しばらく考えて「小1プロブレム、小4ビハインド、中1ギャップ、高1クライシス」というのは発達心理学とか効果的な学習方法というよりは、教育施策、教育制度関連なんですね。ムムム…。そら僕オモロクナイワ……。
「小1プロブレム」「小4ビハインド」「中1ギャップ」「高1クライシス」は、子どもの成長に起因する問題ではなく、教える側の制度、やり方に起因する問題なので、大学や研究者は制度側視点からの研究となるのか。そして制度側がいろいろ工夫を凝らしても当然そこには大きな違いがあるので、園児が小学生になるとき、小学生が中学生になるとき、中学生が高校になるとき、越えるのに苦労する壁がある。子供は時期が来たらそこに進んでいく。それをそばで見ている親は、子供がもしも困っていたらこんなこと、あんなことしてみると越えられたり、越えられなくてもなんとかなりますよ。みたいな情報がググると出てくるわけですね。
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