数学・算数の勉強方法

まずは計算力です。足し算、引き算、掛け算、割り算を正確に早くできるようになること。

そして、「1」「2」「3」という数字が「1」つずつ増えるだけではなくて、「1」と「2」の間には「1.1」とか「1.2」のような「0.1」などの単位があるという考え方。「ひとつ」を3等分した1つは「1/3」という分数になるという考え方。

1)四則計算(足し算、引き算、掛け算、割り算)

2)小数という概念(考え方)

3)分数という概念(考え方)

4)リットルとか立方メートルとか平方センチメートルのような体積や面積などの単位と計算の仕方

このように、進んで行きます。簡単な数字でやったら、ちょっと難しめの数字になってまた1)からやります。それをどんどん繰り返して、中学3年生には因数分解になり、平方根になり、二次方程式になり、放物線と直線のグラフ図になり、相似、三平方の定理などになります。

数学でつまずいている、数学が苦手という場合、普通は過去のどこかで何かが分からないまま先に進んでしまったからです。分母の異なる分数の足し算だけやっていればできるし、掛け算ばかりやっていればできるけど、混ざるとできない。それは、分数の考え方はよく分かっていないけど、分数を見て計算のやり方は知っているからできる(でもやがて忘れる)。

中学に入学して、単元が終わるごとにあったテストがなくなって、結構広い範囲の復習となる期末テストが行わえることになって、分からなかったところを誰に聞くチャンスも見つけられないまま試験となって50点だったとか。

数学・算数は小学1年生からずっとつながっている一本の長い道です。どこかで分からなくなって道が狭まったらその道は広がることなく狭くなったままです。数学が分からなくなったなら、過去にさかのぼって分からなくなったところから復習する必要があります。

そして数学・算数はとにかくペンを動かして書きながら計算しましょう。ちょっとした問題だからと暗算しているとき、「ちょっとした問題」かどうか「暗算できるかどうか」を判断する労力と時間も良くありません。そんなこと考える暇があるならペンを動かし書いて解きましょう。書きなぐりでもいいけど、絶対に読み間違いしない数字を書いてください。「4」なのか「9」なのかよくわからないような数字を書きながら計算していたらいつか見間違えて計算間違いします。

ペンを動かして計算力をつけること。問題を間違えたら絶対に見直して、どこを間違えたのか理解すること。そこをいつも間違えるならそこが理解できていないわけだから、遡って復習すること。

計算力がつき、数学的な考え方が理解できていれば、あとはふさわしい解き方で解くだけです。そのふさわしい解き方を思いつくためには、問題を多くする必要があります。ペンを動かして沢山の計算、証明、図形、グラフを書いていくことで、指が自然と解き方を覚えていきます。

高校時代、ずっと数学苦手と言っていた友人が夏休み明け突如数学でいい成績を取るようになりました。理由を聞いて驚いたのですが、なんと「受験数学のパターンを大体全部覚えた」と言っていました。記憶力に自信があれば、指を動かさなくても問題のパターンを全部覚えてしまえば解くこともできます。

自分に合った方法があると思います。私が推奨するのは、小学1年生から脈々と続く数学・算数ロードを一歩一歩全部理解しながら進んで行くこと。試験ができなかったら問題集などやって、間違えているところを見直したら自分が理解できていない部分がわかるので、そこを復習すること。

Study Room イナヅマ学習塾に来てくれればすぐに復習すべきところを見つけ出します⚡ とにかく算数でも数学でも成績が下がったら絶対にそこを放置してはいけません。1年後もっとわからなくなります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です