何をどうやって成績を上げようと考えているか
生徒によって「今必要な指導」は異なりますよね、やっぱり。指導内容は「be動詞と一般動詞の違い」だったり「マイナスを含めた計算」だったり、同じ内容でも、ホワイトボードに書くか、白い紙に書いて教えるか、やってみると生徒の反応が違います。1つずつ「1⇒2⇒3…」と丁寧に進めたほうがいい生徒もいれば、「1⇒5⇒8→7⇒8⇒9…」のように、難易度が高まってから1つ1つ丁寧に進めたほうがいい生徒もいれば、「難易度がぴったりの練習問題があれば基本的には自力で自分のペースで進めたい」という生徒もいます。自分にぴったり合った勉強の進め方はみんな違います。
しかも、中学生はその日その時の気分によって「今日は一人で進めたい日」があったり「さっきまでは一人でやりたい気分だったけど今この問題は誰かに聞きたい!」と変化したりします。難儀なことですが、かわいいですね。「英語なんて絶対勉強したくない」と言うものの、軽くお喋りしながらちょっとずつ英語の問題をお話にして、次来ときには「英語まんざらでもない、てかちょっとやってもいい」だったりして。
生徒が少しずつ「わかる・できる」ようになっているのを見るのは楽しいです。テストの点が上がったのを教えてもらえると私も嬉しくなります。「わかる・できる」のにテストの点が上がらない生徒もいます。それは残念なことではありますが、国語・英語・数学といった積み重ねが必要な教科は5点とか10点くらいしか上がらなかったりすることもありますし、上がらないこともありますので、諦めずに頑張って、次回の試験でグッと上がるようもっとがんばろう!と激励してなんとか勉強を続けてもらうしかありません。ストップしたらそこでストップする…どころか、人は忘れる生き物なので、成績はどこまでも落ちます。
期末考査の範囲の勉強をしっかりやったのに成績に繋がらないのは、国語なら言葉・漢字、英語なら英単語、数学なら計算力のせいが大きいのではないでしょうか。「これくらいは普通分かってるでしょ!」が、定期考査の重要な部分にガチっとかんでいると、全部解けなくなっちゃったりします。「凡ミス!だらけで40点しか取れなかった!」というのは基礎力不足です。そのため、国語・英語・数学で成績を上げるには、授業内容とは別に基礎固めが必要になります。小学1年生の時から毎日毎日欠かさず計算練習、漢字の書き取り練習してきた勉強得意な生徒と同じ点数取るためには今までやってこなかった分の勉強をする必要があります。それはスポーツでもダンスでも書道でも絵でもなんでも同じではないでしょうか。今まで走ってこなかった人が試合にフルで動き回って大活躍!なんてムリな話です。だから追いつくためにはマジで頑張り続けるしかないんです。tiktokやyoutubeを十分楽しんだり、switchやPSで最新のゲームを心行くまで楽しみながら、片手間で今から勉強追いつこうっていうのは、ムシが良すぎます。ちょっと本気で頑張りましょう。
がんばるしかないんじゃないですかね、何事も。結果が良くても悪くても、自分が目標にしているところまでは諦めずに頑張り続けるしかありません。頑張り続けるために、仲間が必要だったり、最適な練習が必要だったり、最適なアドバイスが必要だったり、集中するのに適した環境が必要だったり。私はそんなことを考えながらイナヅマ学習塾で塾生に接し、指導しております。