期末試験対策の勉強方法(歴史篇)
期末試験は範囲が決まっていますから、その範囲内だけを勉強すれば確実に点が取れます📖
暗記する時、なーーーーんも考えずにただ何回も書いたって手が付かれるだけです。大切なことは、「頭を使いながら解く」ことです。
「最強の勉強法」という本があります。「頭に負荷をかけることで記憶に残る」と書いてあります。「負荷をかける(よ~く考える)」必要があります。だから、「理科のワークやってても全然わからないし、解答見て写しとくか~。ふむふむ、へ~、こんな答えなんだ~」で覚えられると思いますか?
「社会(歴史)全然分からんし、一応考えてみたけど答えちょっとしか書けんかった~。あとはボールペンで答え書いとくか」で、覚えられると思いますか?
ぶーーーーーーーーーーーーー!(はずれ) 頭に負荷をかけず、解答見てスラスラ写しているだけでは何も覚えられません。
じゃ、わからなかった答えを10回ずつ紙に書いて覚えられると思いますか? これは微妙ですね。大切なことは「頭に負荷をかける(よ~く考える)こと」です。
分からなかったところを10回書くなら、問題文を思い出しながら、「えーっと、鎌倉幕府の征夷大将軍は源頼朝、鎌倉幕府の征夷大将軍は源頼朝、鎌倉幕府の征夷大将軍は源頼朝、鎌倉幕府の征夷大将軍は源頼朝、鎌倉幕府の征夷大将軍は源頼朝、鎌倉幕府の征夷大将軍は源頼朝、鎌倉幕府の征夷大将軍は源頼朝、鎌倉幕府の征夷大将軍は源頼朝、鎌倉幕府の征夷大将軍は源頼朝、鎌倉幕府の征夷大将軍は源頼朝」と、問題文を思い出しながら、答えを思い出して、漢字に気をつけながら書くなら、意味があると思います。ただ、10回もいりますかね? 人によるとは思いますが、4, 5回でいいような気がします。
- 1192年に征夷大将軍に任命されて守護と地頭を置いて国を治めたのは源頼朝(みなもとの よりとも)
- 承久の乱(じょうきゅうのらん)のとき、御家人(ごけにん・仲間の侍)の結束を呼び掛けたのは北条政子(ほうじょう まさこ・頼朝の妻)
- 御成敗式目(ごせいばいしきもく・武士の法律の見本となった)を制定したのは、北条泰時(ほうじょう やすとき)
- 元寇(げんこう・モンゴルが中国征服して作った国が元。その元が日本に攻めてきた)の時の執権(しっけん)は北条時宗(ほうじょう ときむね)
という鎌倉時代の流れで重要人名をざっと4人選んで「源頼朝」「北条政子」「北条泰時」「北条時宗」を覚えたら(頭文字で「まさ・やす・とき」と覚えて順番も覚える)、小さな紙にこの4人の名前を書きましょう。そして、それぞれが何をした人かを思い出せるようにしましょう。4人を覚えたら、「承久の乱は後鳥羽上皇が起こして、隠岐の島(島根県)に流されて、京都を監視するために六波羅探題を置くようになった」と、北条政子で覚えた内容を膨らませて、「後鳥羽上皇」「隠岐の島へ流罪」「京都に六波羅探題」の重要キーワード3つ追加して覚えましょう。そして更に、元寇の「元」とは、モンゴルのチンギスハン(チンギスカンともいう。羊肉の焼肉じゃありません)が中国の宋(そう)という国を征服して作った国で、チンギスハンの子孫で中国を受け継いだフビライハンが日本に攻め込んできたのが元寇。1回じゃなくて2回攻めてきた。1回目が1274年(酷い元軍ひとになし)文永の役(ぶんえいのえき)。2回目が1281年(元軍いつはい走するのか)弘安の役(こうあんのえき)。鎌倉幕府は元軍に勝ったけど、領地も金銀財宝も賠償金もな~んにもゲットしていないから、手伝ってくれた御家人(武士)の人たちに褒美(報酬)があげられない。で、武士たちがお金なくて借金まみれになって幕府が「いままでの借金全部ちゃらにします!」という法律「徳政令」を発令して、国中不満まみれになって、天下取りたかった後醍醐天皇が1333年に鎌倉幕府ぶっ潰して終了! というストーリーを詳しく理解しましょう。流れを覚えたら、鎌倉時代の文化として、「仏教」とか「文学」を覚えちゃいましょう。
暗記バッチリできているかどうか確認するためには、覚えたところまでの内容を誰かほかの人にさら~っと説明するのが最善です。
こうやって述べると「うわぁ~、歴史大変だ~」と思うかもしれませんが、1192年から1333年までの鎌倉時代の基本これだけです。期末試験の範囲は学年によって異なりますが、基本的に上のようなやり方でやれば、1日1時間半を3日もやればバッチリです⚡ あとは覚えたことを忘れないよう、誰かがつまらない話をしている時などでもいいので、「そういえば北条政子ってなにしたんだっけな…」などと時々思い出しておけば記憶は継続します。
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