面接対策について
推薦入試や特色化選抜などでは「志望動機」や「長所と短所」など聞かれることが多いです。よく聞かれる質問の答えを準備しておくことは凄く大切です。それは、質問されたことについてスムーズによどみなく答えるためであることはもちろんですが、常日頃から自分の「長所と短所」とか「なぜその高校へ行きたいと思ったのか」とか「最近の気になるニュース」などを普段からしつこく、深く考えておくことが重要です。深く考えるとは、深掘りすること。しつこく「なぜそう思ったのか?」「で、自分はどうしたいのか?」「そもそもどうしてそう考えたのか?」と自問自答しまくることが、面接の良いトレーニングになります。
面接で、生徒が準備した答えをあまりにもスムーズに答えていると、時々面接官は「この生徒は準備した文をただ言っているだけで、本心かどうかわからないなぁ」と考えます。あるいは、生徒が物凄く緊張して赤面して汗だくだったりしていると、リラックスしてもらうために「今朝どうやってここまで来ましたか?」とか「今朝は何を食べてきましたか」とか、「初詣には行きましたか」など、試験内容とはあまり関係なさそうで、それでいて誰でも普通に答えられる質問をしてくることがあります。生徒は内心「(え?! なんでそんなこと聞くと????)」と思いながらも、普通に何かしら答えられることです。その「普通に何かしら答える」ことが聞きたいがためにします。その後で、「中学生活で一番の思い出は何ですか」といった、正規の質問が再開されたりする場合があります。
普段から、どんなことを聞かれても自分のこと、身近なことならスラスラ答えられるようにしておくこと。そのためには、普段から自分のやったこと、やりたいこと、気になったニュースなどについて「なぜそうなのか」「そもそもなぜそう感じたのか」「この先自分はどうしたいと思っているのか」など自問自答する癖をつけておけば、面接でどんなことを急に聞かれても、ま、普通に答えられると思います。その「普通」を普段から普通に深掘りしておくと面接に限らず、誰かに告白する時とか、責任を追及されたときとかなど、イザって時に役立ちますよ。