小4ビハインド

前回のブログで「小1プロブレム、小4ビハインド、中1ギャップ、高1クライシス」について書きました。今回はその中の小4ビハインドを掘り下げてみます。

ググると小学4年生の算数について述べられているサイトが目立ちます。確かに算数の基礎である計算力の大本は小学4年生までのトレーニングにあると思います。3桁の数字÷1桁の数字(例: 987÷3)を筆算(数字の左上に、逆向きの「て」を置いてやる割り算)するのは小学4年生です。

《足し算&引き算》vs《掛け算&割り算》なんです、まずは。ま・ず・は!

小学校ではまず足し算やって、引き算習います。(同じ数字を複数足す)掛け算習って、(掛け算の逆の)割り算を習います。つまり、【足し算】→【引き算】→【掛け算】→【割り算】というストーリーができていて、この4つの計算を中学校では四則計算と呼ぶように【4つで1つの計算セット盛】と扱われています。けど、実は、本当は、そもそも、数の増減って《足し算と引き算》vs《掛け算と割り算》なんです。《足し算と引き算》と《掛け算と割り算》は水と油、とまではいかないけど、《定規》と《巻き尺》くらい違う。《太鼓(打楽器)》と《ギター(弦楽器)》くらい異なる。《アニメーション・ダンス(ロボット・ダンス)》と《ジャズダンス》くらい違う。《徒歩》と《ローラースケート》くらい異なる。それが、《足し算&引き算》と《掛け算&割り算》なんです。

でも、10歳くらいの子供にそんなこといきなり理解させるのはしんどすぎる。だからまず、四つの計算の仕方がわかったら、その後はひたすらドリル訓練ドリル訓練で計算力をつけてもらう。足し算、引き算、掛け算、割り算を沢山やるとなんとなーくわかってきます。脳の中で、ど~も《足し算&引き算》と《掛け算&割り算》はなんか違うぞ?! 面倒くささがなんか違うぞ?! 増え方と減り方のルール違いすぎじゃね?! と。

四則計算の計算力をつけながら、1つのものを等しく分割する分数の考え方もじわじわ習い始めて、小数や分数(分母は同じ)と整数の四則計算も4年生で始まります。

よく「分数」がわからない。「分数」でつまずいた。と聞きますが、分数の基礎には割り算があり、その基礎には掛け算(九九)があるんです。小学2年の時に九九を唱え、計算というより九九を暗記します。九九は頭を働けせて計算させるのではなく、暗唱・暗記です。九九が唱えられてはじめて、掛け算ができます。割り算をしているとき本当は脳内で九九を唱えてやっていませんか? 割り算も掛け算も考える基本は九九の暗唱・暗記です。分数の基礎の1つに九九の暗唱・暗記ありきなのです。九九が脳に刻まれている脳に、「1つのものを等しく分割したものが分数である」という分数の概念が加わる。これが分数の基本なんですが、分数の前に習っている小数がって、1と2の間の細かいちっちゃい0.1とか0.2とかって実は1/10であって、2/10なんだよね~。という概念もドッキング。分数を習うとき、九九と、1つのものを等しく分割したもの、1と2の間の小数、この3つを同時に理解する必要があります。子供にとっては結構大変です。

4年生の時には割合(倍の見方)とか面積もあったりするので、四則計算が楽にできる状態か、実はあんまりできていないかが重要です。でもまぁなんとなくわからなくても問題と答えのパターンを覚えてテストはなんとか埋められます。でも実はわかっていない。それは少しずつ「楽しい勉強」を蝕み始めて、徐々に「勉強なんてしなくない」になって、「言われたことはやる」「手取り足取りならできる」でなんとか小学校はやり過ごせます。ところが中1最初の期末試験で50点以下、2学期の中間試験で40点以下、期末試験で30点以下…。という惨事なって、塾に行くと分母の異なる方程式の解き方を力説されても、実は九九や割り算が良くわかっていなくて身につかない……。

国語は普段の生活ではあまりなじみのない言葉の漢字が増えます。読む量も増えてきます。社会は都道府県名を覚えたり、郷土の伝統や田んぼと用水路などを学び始めて地理と歴史への導入が始まります。理科も生物、化学、地学、物理の入り口のような内容となります。科目によって、知識に深みをもたせはじめたり、広がりを示し始めます。学問のドアを開けて一歩踏み出す。それが小学4年生のお勉強といってもいいのではないでしょうか。

保育園や幼稚園でお日様や雨の中で走ったりぬれたり、ダンゴムシを掴んだり数えたり、石を穴に落としたり、鬼ごっこしたり、色塗りしたり、歌を歌ったりして全身で遊びながら学んできたのが、小学校で急に「決められた自分の席に一定時間座って本とノートと鉛筆で勉強する」ことになります。それに徐々に慣れてもらいながら、遊びの中で知ってきたことを数や言葉に書き示す。自分と家族とお友達という身の回りのことだけではなく、地域、そして世界、歴史、未来などにも目を向けて、読んだり書いたり触れたりしながら学び、それを覚え、考えて答えを出し始める。小学4年生の学びも、中学1年生の学びも、その過程といえば過程のひとつでしかありません。

ただ、実はよくわかっていなかった勉強を放置していると勉強嫌いになってできなくなってしまうので、勉強ちょっとわかってないっぽいな~となったら、一緒に見てあげたり、塾へ週に1日でも通わせて宿題や新しい単元を見てもらいながら、理解できていないところがないか見てもらって基礎をしっかり固めてもらうなどしてもらっておいたほうが良きかと思います⚡

ちなみにStudyRoomイナヅマ学習塾では小学4年生から受け付けております。ご相談などありましたらお気軽にご相談ください⚡⚡

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